仏人が結婚しない3つの訳(仏人と結婚して見つけた) 

まず、結婚したがる日本人

私は、、フランス人と長〜い間の交際期間を経て、、、

私は結婚しましたが、日本人と仏人の、恋愛結婚観の違いに戸惑い、必然的にその事について、考察して来ました。

そして、その事を

「フランス人が結婚しない三つの訳」として、この記事にまとめてみました。

日仏間の、恋愛結婚感覚の違いとは?

出典:https://pixabay.com/

日本人は、恋愛には慎重で、結婚には積極的。

結婚が優先順位の一位です。結婚を前提にして恋愛を考えている人が多く、日本には、婚活という独自の結婚活動が、一般的だったりします。

でも、フランスでも、他の国でも、殆ど聞いた事がありません。

日本独自のカルチャーのようで、日本の結婚事情をフランス人に話すと「日本人はとにかく結婚したがるのか?」という、空気がしてきます。

フランス人は逆です。恋愛には積極的、結婚には慎重。

フランスでは何かにつけて、カップル前提、な事は多いですが、結婚しているカップルの割合は、そう、多くないんです。

例え、、、

一緒に生活し、子供がいて家など財産を、共有していていも「婚姻届は出していない」という事が多々あります。

それは、フランス人は結婚に慎重になる、理由があるからなんです。

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簡単には、結婚しないフランス人

フランス人が結婚しない一つ目の訳は、恋愛事情の違い。

日本で「フランス婚」と呼ばれるのは婚姻届を出さないで、同居して暮らすカップルの事です。

恐らく、フランス人は、既成概念にとらわない人達そんな、イメージからきた言葉だと、思われます。

ですが、それはフランス人は結婚には、日本人よりある意味慎重(ですよね)で、フランスでは、結婚をする前に、パートナーと共に、暮らしてみる事が多いんです。

二人が共同生活に適しているかどうか、テスト期間のような、時期になりますが、そのまま結婚しないで、長く暮らす、カップルも多くいます。

法的な、手続きをする時も、結婚するために婚姻届を出す普通の結婚と、PACSという(元々同性のカップルのための法的仕組み)カップル契約とでもいう、養子縁組のような、手続きも一般的です。

ティーンエイジャーから、熟年層まで恋愛現役の年齢層の厚みに加え、複雑な事情のカップルなど、幅広いフランスのカップル事情には、結婚よりも、PACS制度の方が、実際的な事も、多々あるようです。

結婚せずとも、この手続きを踏んでカップルになった場合、社会的にも、親戚友人の付き合いでも、、結婚と同じようになります。

なのでフランス人は、結婚に慎重で、ある意味とても現実的な、考え方を持っていて、「結婚しない」というより、「簡単に結婚しない」と、言えます。

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結婚手続きが、ハンパなく複雑

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フランス人が結婚しない、二つ目の訳は結婚手続きの複雑さです。。

1組のカップルが出会って、結婚するまでの経緯と、そして、結婚の運びとなると、その準備は世界共通、大変なものだと思います。

日本では、結婚する時「一枚の婚姻届け」を、役所に出せば完了です。

時間にして、少しの間の事で、覚悟は必要ですが、行動はシンプルです。

これが、、フランスでは、、

裁判じゃないよね」と、いう位

タダ婚姻届を、出すだけの事に、多くの証明書や書類が必要で、その用意や、書類の提出やらに、数ヶ月は普通に掛かります。

国際結婚となると、、、カップルで乗り越える、最初の難関とでも言うべき、プロジェクトになり、幾重にも面倒な事が、積み重なるんです。

しかも、、

日本の役所は、丁寧に、迅速に対応してくれますが、フランスのお役所は「悪名高く」その「不親切さと、非効率さに」フランス人でさえ、感情を爆発させる事がよくあります。

私の、結婚手続きの場合も、期間にしてヶ月以上かかりました。

多数の書類を用意しなくてはならず「そんな書類があったんだぁ、初めて知ったワ」と、いうような書類が、必要だったり、日仏、各役所とのやり取りは、相当な労力と、忍耐力が必要でした。。

結婚手続きはとにかく、フランス人同士であっても、大変です。

でも、、

そんな、大変な過程を経て、結婚してもフランスの、離婚率は、日本より遥かに高く、離婚となるとこれが又、更に、結婚手続きよりも難儀な手続きになるんです。

離婚は罪、手続は裁判?!

フランス人が結婚しない三つ目の訳は、離婚することの大変さです。

みなさん、ドラマなどの教会結婚式のシーンで、聞いた事が、あると思いますが

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「幸せな時も、困難な時も、富める時も、貧しき時も、病める時も、健やかなる時も、死が、ふたりを分かつまで、愛することを、ここに誓います」

この、誓いの言葉通り、結婚は生涯に一度だけ、離婚は罪、と、キリスト教カソリックの教義ではされています。

その考え方が強い国イタリア、スペインでは、教義的理由から離婚に対しては厳しく、法的な手続きも、相当複雑な事は有名です。

フランスでも、同様に宗教的な考え方から、離婚は良くないとされ、実際の手続きも重々しいものなんです。

そのせいか、実際、離婚手続には、最速最短で半年位は必要です。

フランスで離婚するには、必ず離婚裁判で、弁護士(又は司法書士)を通さなくてはならず、費用もバカにならずもしも、子供の親権や、財産分与などで揉めた場合、何年もかかる長〜い裁判になるのだとか。

私の、フランス人相棒が、紙切れ一枚で、結婚も離婚も、成立する日本の事を

「日本では、朝結婚して、夕方離婚できるナァ〜」

と、何処となく羨ましそうに(?)言っていましたが、フランスでは、絶対無理ですね。。

まとめ

私も、フランスの国事情を知るまでは、結婚が(離婚も)こんなに大変だとは思わなかったのですが、国が変われば人の考え方も、国の事情も同じではないんですね。。

■フランス人が結婚しない三つの訳

訳その①フランスでは、結婚よりも、カップルでという考え方が大事にされ、結婚に対する、考え方が日本人とは違う。

訳その②フランスでは、お役所での、結婚手続きも離婚手続きも、複雑なプロセスなので、結婚に簡単に踏み切れない。

訳その③フランスでは宗教的理由から、離婚は罪のような意識がある、なので、離婚にならないように、結婚には慎重に
なる

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