フランスはスト天国
フランスでは空港、電車、交通機関が突然ストで運休!!なんて
日本では考えられない事が起こります。
そして、美術館などもストで休館などということもあり、タイミングが悪いと折角いっても閉まっていた。
と、いうことが、起こります。
フランスではストは、法律で数日前に告知することは、義務付けられていますが、
何時ストになるか、毎日告知に、注意して生活している訳でもないので多くの場合、当日駅に行ってみたらストだった。。。と
「突然遭遇」するものです。
ストだから電車降りてねェ〜もある
写真出典:http://www.food-travel.jp
パリでは、突然地下鉄の電車の中で、、、
「ピィ〜ン♪ポン・パン・ポ〜ン♬」
「皆様 只今からストを始めますので、電車はこの駅で停止いたします。どうぞ電車をお降りになって下さいませ。メルシー♪」と、、アナウンスが流れ、突然ストが始まることも、あるんですね。。
一般人のコチラ側にしてみれば、、甚だ迷惑な話ですが、フランスでは組織の中、つまり会社で働いている人は殆どが「ストをしたことがアル」と、スト参加者も多いフランス。
「我々労働者には、働く環境を交渉をする、権利がアル」と、、とにかくストが多いんです。
日本でも昔は、多かったスト
サイケな時代の70年代中頃には、「年間5000件!!」もの多くのストライキが行われていたようですが、
現在の日本ではストは珍しい事。(喜ばしいことです)
出典:厚生労働省労働争議統計調査グラフhttp://www.nippon.com/ja/files/
当然ですが、私達は機関利用者側としての感覚が強く、ストが起きても
「スト被害に遭い迷惑したと」思うわけです。
フランスでの、日常生活に支障をきたすストの頻繁さには、理解に苦しみます。
当然、フランス国民の皆様も、不便な状況には、憤りを感じ、不満を持っているようですが、、
「サスガ」だと思うのは、ストへの理解や、スト時の状況への対応とか、諦めの良さです。
実際ストへの参加者になることも多くストへの理解があるからでしょうか?、心が広いからでしょうか??
仏人がストに、遭遇した時
カナダへのバカンスがストでおじゃんか?!
保険会社に務める友人ドミニックが、カナダへバカンスに行く直前に、航空会社のストが始まってしまいました。
「どうするのカナ?」と、私は心配しました。
写真出典:http://matome.naver.jp/odai
当人は「とにかく、ストじゃ仕方ないわ、出発当日にならないと解らないワネ」と
サバサバした様子でした。
カナダへのバカンス出発当日には、ストは終わり、ドミニックは無事飛び立つことができました。
予定が立たない中での、彼女の動じない、ゆったりした態度は立派だと、感心しました。
パリでのセミナーがストでパー
ある日、近所の、イザベルの家に遊びに行くと「今日は、実はパリでのセミナーを受講しに行く予定だったんだけど、、、
電車のストで「セミナー」も「パリの宿予約も」も全部パーだわ〜、しょうがないから、家でゆくりバカンスよぉ〜」と、、家でお茶を飲みながら、猫と和んでいる彼女が言いました。
その、腹を立てるでもなく、本当に仕方ないという様子の、諦めの良さに、感心しました。
私にはとても、真似できないです。
当然ですが、ストはフランス人にも不可抗力なんですね。
トップ写真出典:http://www.zenshin-s.org/
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