熟年離婚フランス流 ある家族の幸せの形

アムールの国 優先順位は愛

私の知人の仏人で60歳を超え別れたカップルがいます。いわゆる熟年離婚。今ではお互い幸せに新しいパートナーと暮らしています。

アムールの国の不思議な身近で起きたドラマを綴りました

「アムールの国」と呼ばれる、フランスでは物事の優先順位はです。

色々なカップル、パートナー、家族の形が、この国ではドラマ展開していて

家族の核「パパとママの関係も変化」する事も多くあります。

写真:https://pixabay.com/

日本では「幸せ=結婚 パパとママと子供で家族」

それ以外「独り者」「親一人子一人」は一般的によく思われず「何か不幸な事情でもあるのか?」と勘ぐられたりするとおもいますが、フランスでは幸せは必ずしも日本の「家族の図式」にあてはまらないのです。

もちろん基本的に「結婚=パパ ママ 子供=幸せ」という考え方はありです。

が、どことなく大きな許容性の空気みたいな物がフランスの広い空の下には漂い

「幸せ=愛 」

「愛のカタチは色々=人それぞれ違って当たり前」という公式になっていると感じます。

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フランスの私の知人の熟年離婚ドラマ

フランスに10年以上住んでいると

私の周囲でも、老若男女カップル達の「人間模様のお話」が繰り広げられています。

思いがけず「恋人達のドラマ」を見てしまったり「意外なゴシップ」を他の人から聞いたりで

「エエッ〜そんな展開に!」「それは面白い」という事が多々あります。

写真:https://pixabay.com/


私の知人のフランス人で夫婦とも60歳を超え別れたカップルがいます。

いわゆる熟年離婚です。

彼らは「おしどり夫婦」として世間的には評判で、30年間結婚生活を続けていました。

そして当時、大学を卒業した娘さんが一人いた3人家族でした。

きっと、、、、長い間には人知れず、イロイロ有ったのだと思うのですが

 

突然

旦那さんに新恋人ができたんです!!!

そして

「彼女と、新しい生活を送りたい」と彼は、長年連れ添った奥さんに、、

突然、そんな事を告げられた奥さん。たまったものでは無かったと思います。

「大丈夫か?」と廻りの知人は皆彼女を心配しました。当然ですよね。

が、、、

 

奥さん当人は「終わった事、は終わった事」と見事に切り返したんデス。

当時彼女は60歳を過ぎていたのですが、、、

なんと!娘さんに進められて、新しい彼氏を探しました。

そして直ぐに

同年代の格好いいスイス人ボーイフレンドを見つけたんです!

写真:https://pixabay.com/

正直私は「また〜慌てちゃって、そんな当てつけみたいな事しても、あまり良くないのになぁ」と思っていました。

所がドッコイ

これが良い出会いだったんですネ。本当に。

彼女も新しいパートナーと新生活を始めてメデタシ、メデタシ。

ハタから見ていて、物事の進行の早さに驚くばかりでした。

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熟年離婚で子供はどう思うか?

パパとママはめでたくハッピーエンドになりましたが、娘さんの事が気がかりでした。

一人っ子だった彼女は、父親からも、母親からも可愛がられていました。

やはり、、、、

事が起きた時の彼女のショックは相当だっようです。

お父さんも、お母さんも、「娘は思ったより冷静で、こちらがが驚いた」と言っていました。

 

で、彼女もこれを機に、親元を離れて一人暮らしを始めることにして、お母さんと、新しい恋人の住んでいる家の近くに、部屋を見つけて、互いの距離を保ちつつ素敵に暮らしはじめました。

実のお父さんと新しい彼女の所にも、時々遊びに行き「良いレストランなどで、美味しい物を食べて、楽しくすごす」とのことで、、、こちらとも良好な関係のようです。

一つ家の中で近い距離にいると、お互い問題点が目について、トラブルになる事も多いものですが、

こういうケースも上手くいくと「良い所取りができてイイな」と、この家族を見ていると思います。

さらに

双方のカップルには、相手の連れ子もいました。

その連れ子達も結婚して、彼らにも子供が生まれました。お孫さんですね。

で、随分賑やかになったんですが、、、

写真:https://pixabay.com/

私の知人のその、ママの家に、遊びに行くとそのお孫さんの写真を、嬉しそうに「可愛いでしょ」と、

自慢げに、私に見せてくれます。

実際彼女との、血のつながりは、無いのですが、、、ただ、ただ嬉しそうなんです。

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フランスではこんな、家族関係が普通だ。

とは言いません。

私の知ってる限りでも、結婚したカップルが別れ、その後、新しいパートナーと一緒になり、連れ子供がいても愛情を注ぎ、思いやりを持って家族として別の形になった家族達を数組知っています。

家族や愛の形は人それぞれ、ひとつ屋根の下に住まなくなっても、良い関係をきづきお互い繋がっていくことができる。

これが「アムールの国」と呼ばれるワケなのかなと思えます。

 

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