スポンサー·ド·リンク

難攻不落ケルビュス城

カタリ派(キリスト神秘主義)が十字軍との戦いで、最後の最後まで抵抗して戦い抜いた文字通り「最後の砦」

受付横の入り口から登ること20分弱。急な斜面は多少ありますが、標高約730mの頂にあるケルビュス城まで距離的にはさほど遠くありません。

只、、、魔の風。

とでも云いたくたくなるような、砦を吹き抜ける強風は、下界から見上げるよりも激しいものです。

ケルビュス城標高約730mの高度な、そして足場の悪い、更に魔の風が吹く、立地に教会と砦を建造し、宗教的な生活を営んでいた、と云うことに驚きを感じ、カタリ派と呼ばれる人々の並ならぬ信仰の強さを感じます。

砦の見所の一つ、、ゴシック様式の教会。厳しい気候条件の中、教会の独特天に昇る形の天井も柱も綺麗に保たれ、カタリ派の人達の静かな祈りが、佇まいとして今でも残っているよう。

 

長きに渡った戦いで散り散りになったカタリ派。この地で籠城して戦っていたそうですが、籠城とは通常援軍が来るまで、城に籠もる作戦です。

 

援軍など望めない状況で当時のカタリ派の人々はどんな気持ちでいたのだろうかと砦の中を歩いて、、戦いの壮絶さを想像してしまいました。

スポンサーリンク

カタリ派とは?

フランス南部、北イタリアに12世紀から13世紀にかけて信者が多くいたキリスト教神秘派。

東ヨーロッパから入ってきた、二神論「善」と「悪」という神の、世界観のゾロアスター教、マニ教が取り込まれたカタリ派の教義は、「全能の神は一つ」という、一神教のローマカトリック教会からは異端とされ、撲滅するべしと、異端裁判や、十字軍の派遣により13世紀に滅ぼされてしまいます。

トゥルーズ、カルカソンヌ、アルビなど仏南西部一帯は、カタリ派の信者が多く、土地の有力者、支配階級にも信者や擁護者がカタリ派を養護していました。

このためローマ教会、十字軍とカタリ派の激しい戦いが繰り返され、カルカソンヌ周辺や仏スペイン国境付近のピレネー地帯には当時の戦いの舞台となった砦が幾つも残っています。

このケルビュス城での戦いの果、十字軍にカタリ派は滅ぼされてしまい、悲話として歴史に刻まれます。

スポンサーリンク

2つの世界遺産候補を制覇

フランス南西部のラングドック地方に幾つか、残っているカタリ派の城。

ケルビュス城からペルピテューズ城を遠方に眺めた所

その中でもペイルペルテューズ城とケルビュスの2つの城は、スケールも大きく、保存状態も割合良いので人気です。

カタリ派と十字軍との戦いの歴史ある遺跡として世界遺産に立候補中。

距離数キロの近さに、この2つのお城があるので、折角ですからこの地に来たからには、2箇所とも訪れたいものです。

2つのお城、ペルピテューズ城とケルビュス城に登ってみた。

お城に実際登ってみて、

このピレネー山脈のフランスの国境線を、「敵が攻めてこないか」監視する事はとても重要だったのだなと、、

2つのお城の高みから、

四方の絶景を眺めて、とっても良く理解できました。

又一箇所の点ではなく防御の線となるように、砦を幾つか造る必要性が有った事もとても理解できました。

カタリ派の戦いの後砦はフランスの対スペインの国境の守りの要となり、重要な役割を果たしました。

実際足を使って砦登山してみると、当時の兵隊、カタリ派人達の体力と精神力の強さがが並大抵ではない事も実感。

ケルビュス城に登る時の注意、敵は魔の風!

入り口の受付の人に、

頂上に登ると強風です。帽子、 メガネ が 吹き飛ばされないように気をつけて下さい」と注意され 。

「?」と思っていました。帽子解りますが、 「何故メガネまで??」と。

「空間のつくりが、風の強さを増すのだ」と、フランス人のガイドさんが言っていましたが。

兎に角頂きは強風。風速50mくらいか?台風のような吹きすさぶ風。

下界は良い陽気でも、夏のさなかでも風は強く寒い天上界。難攻不落の要塞にはもってコイの立地条件。

観光で、攻め入るじゃなくて、、、登山する時は、とにかく「普通の山歩きのお散歩とは違う」と、チョットした登山の装備が必要と心がけたほうが良いです。

耳は帽子か耳あて、襟元はスカーフ、風から防御した方が良いです。
又5月で手袋が欲しい程でしたが、登山が趣味の同行者の方は手袋持参でサスガだと思いました。

ケルビュス城へ登る時の装備まとめ

・歩きやすいウオーキングシューズ
・風対策、帽子、スカーフ等
・場合に応じて、手袋、サングラス

※参考までに、、、夏でも寒いという経験者の意見が多いです。

5月始めののお天気の日で私は腰丈のダウンジャケットを来ていきましたが、風を遮断する素材のゴアテックスの上着を着てくればよかったナァと、思いました。

ケルビュス城への行き方

カルカソンヌからククニャンへ

お城の駐車場広々、キャンピングカーも数台

車のみのアクセスになり

ツアーに参加するか、車をチャーターすることになります。

ヨーロッパ圏以外に住んでいる人は、山道往復で距離200kmのドライブなので、腕に覚えがない限り避けた方が無難。

スペインほど近くのフランス側のピレネー山脈のエリア。ケルビュス城とパーペティユーズ城は数キロにか離れていないので、時間があれが2箇所観光するのがお勧め。


ククニャン(Cucugnan)という、麓の村を先ずめざします。

■距離:
約100km車で2時間弱
(起点は筆者在住カルカソンヌです)

■3つのルート
・山間部の道2つ:
ピレネーにつながる低い山間部を縫うように走る2つルート、雰囲気のある山道運転は山道に慣れた人に頼んだほうが良さそう。時に険しい道を通過。
・海側の道1つ:
3つ目のルートはナルボンヌの海側の起伏のない道。高速有料距離的には長いですが運転の難易度は低め。

ケルビュス城観光

注意
・トイレは駐車場降りてすぐの入り口一箇所のみ
・風が強く、夏でも肌寒い。

・売店には自販機がありましたが、村のカフェやレストランは観光シーズン以外は閉まっているよう。飲み物やお八つなど必要な人は持っていった方が安心。

ペルペテューズ城までのツアーを企画いたします。カルカソンヌ周辺出発1名様より参加可能。 詳細はコチラへお問い合わせ下さい

観光案内まとめ

・名称:
ケルビュス城(Château de Queribus)

・時間:
7月・8月
AM:09:00~PM:20:00
4月・5月・6月・9月
AM:09:00~PM:19:00

※他の月はAM:10︰00始り閉館時間のみ変更詳しくは下の公式サイトにて。ヨーロッパは冬期の日照時間は極端に短くなりその為開園も冬の間は短縮

・入場料:
大人7€、子供(6〜12)4€、6歳以下無料

[周辺地図]

[GoogleMap]

住所:1 rue Achille Mir, 11350 Cucugnan, France

・電話番号:
+33 4 68 45 03 69

・Email:
communication@cucugnan.fr

・公式サイト:
www.cucugnan.fr

 

スポンサーリンク
おすすめの記事
スポンサー·ド·リンク