フランス南西部スペイン国境最前線の砦
中世の時代フランスVSスペイン国境警備最前線の役目を果たし、自然の岩盤を生かして創られた城壁300mの砦。
フランス南西部には、十字軍やスペインとその当時の土地の権力者との興味深い歴史秘話と関連した遺跡が残されています。欧米諸諸国の人々には人気の名所で多くの観光客が訪れているものの、日本ではあまり知名度がありません。
その中の一つ世界遺産に立候補した、ペルピテュースの砦について。怖いほど絶景が素晴らしい、仏南西部ピレネー山脈の、約1000年の歴史を持つ国境守備の要塞。
歴史的には、、、
元々は地域有力者の抗争 、十字軍VSカタリ派争い(キリスト神秘派ローマ教会十字軍と対立) 後フランス南対スペインの国境警備最前線
中世の時代に「カルカソンヌの五人の息子」と呼ばれた難攻不落の城の一つ
延々と連なる国境線警備のためのピレネー周辺の要塞が幾つか有る。ケルビス城、テルム城、アギラール城、ビュイローランス城と隣接。
13世紀に十字軍がカタリ派の鎮圧に成功した後、この城は周辺有力者のからフランス国王の手に渡り、フランスの対スペインの守りの砦と成った。。。
そんな歴史背景があるピレネー山脈の要塞ですが、、今は絶景を一目見ようとヨーロッパ各地から訪問客が絶えず、子供も一緒の家族連れも目立ちました。
ペルピテュース城への行き方
カルカソンヌからククニャンへ
車のみのアクセスになり、ツアーに参加するか車をチャーターすることになります。
フランス国外に住んでいる人は、山道往復で200kmの距離のドライブなので腕に覚えがない限り避けたほうがよいでしょう。
スペインほど近くのフランス側のピレネー山脈エリア。パーペティユーズ城へ行くには、、、
ククニャン(Cucugnan)という、麓の村をめざします。
■距離:約100km車で2時間弱
(起点は筆者在住カルカソンヌです)
■3つのルート
・山間部の道2つ:
ピレネーにつながる低い山間部を縫うように走る2つルート、雰囲気のある山道運転は山道に慣れた人に頼んだほうが良さそう。時に険しい道を通過。
・海側の道1つ:
3つ目のルートはナルボンヌの海側の起伏のない道。高速有料距離的には長いですが運転の難易度は低め。
ペルピテュース城観光
怖いくらいの絶景
砦最上部からのながめは一見の価値あり、地中海、ピレネーの山間、近隣の渓谷と村、四方が見渡せ、ケリビュス城も見渡せます。
城砦は三つの部分から構成
標高800mの自然の岩盤の上に立てられた砦。外壁が300m。
近隣の砦の中では、規模も大きく保存状態も良いことで有名。
よくこんな所にこんなものを建てたものだ。と思ってしまう立派な城壁都市
斜面の途中多角形の砦
無味乾燥な砦なのですが、草木花鳥など雰囲気があります。
注意
・風が強いです、装備は季節と天候により注意
・トイレは駐車場降りてすぐの入り口一箇所のみ
・売店には自販機がありましたが、村のカフェやレストランは観光シーズン以外は閉まっているよう。飲み物やお八つなど必要な人は持っていった方が安心。
服装
本格的な山登りの装備は必要ないまでも、、、、
・必要な装備は季節と天候によるが必要
・時に天候により滑りやすい山道、歩きやすいシューズ
・上着もアウトドア系対雨風
・サングラス、帽子等紫外線対策
5月初めに行った時は、上着に腰丈までのダウン、それでも風が手に当たると冷たく手袋も欲しい気候でした。
砦は標高800mの位置で風ビュービュー、身を隠すところがありません。
帽子も有ったほうが良いのですが、ピッタリしたものでないと風で飛ばされます。
観光案内
・名称:
ペルペルテューズ城(Château de Peyrepertuse)
トレッキング受付と売店杖も売ってます。
・☎:0033(0)430370077
・E-mail : info@peyrepertuse.com
・開園時間:
7月・8月
AM:09:00~PM:20:00
4月・5月・6月・9月
AM:09:00~PM:19:00
※他の月はAM:10︰00始り閉館時間のみ変更詳しくは下の公式サイトにて。ヨーロッパは冬期の日照時間は極端に短くなりその為開園も冬の間は短縮
・休日:
12月24、25日1月1日
・入場料:大人:
7€、子供(6〜12)4€、6歳以下無料
・公式サイト:
https://www.peyrepertuse.com
[周辺地図]
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