カルカソンヌ観光を100%楽しむための 地元ガイド案内

カルカソンヌ見所は?名物は??

ユネスコ世界遺産が2つもあるカルカソンヌの魅力は「世界遺産」「中世の歴史ロマン」そして「美味しい名物グルメ」

年間300万人もの観光客が世界中から訪れる、フランスで2番目に人気の観光地(モンサンミッシェルが1位)

カルカソンヌ城入り口

見所・名物が目白押しのカルカソンヌ。「世界遺産」「市街地」「「歴史」「グルメ」を紹介致します。

スポンサーリンク

世界遺産カルカソンヌ城塞都市「シテ」

2500年を超す長〜い歴史の中で、古代ローマ時代から構築されて来た要塞都市。ヨーロッパ最大級の無敵の城壁は周囲3kmに及びます。

この城壁内の事を「シテ」と呼びます。

延々と続く城壁

一歩足を踏み入れると、中世の時代にタイムスリップしたかのようなシテ内は、石畳の道が続き、土産物店、カフェ・レストランが軒を並べています。

ホテルも敷地内には多くあり、夜間は幻想的な、お城のライトアップが人気です。

カルカソンヌ城の数箇所の※ビューポイントからは素晴らしい絶景が望め「死ぬまでに観るべきカルカソンヌの城壁」と言い伝えられた迫力があります。

※城壁無料敷地内、コンタル城内や、その他有料施設含む

要塞都市入り口ナルボンヌ門


ナルボンヌ門には戦いで籠城になった時のの仕掛けがあるのです

ナルボンヌ門はお城の前の、お堀に掛かった吊橋を渡ると、ドーンと迫力で眼の前にそびえ立つ要塞都市シテの入り口の門。

そして門を通り抜け、中世の雰囲気漂うシテの中へ

 

コンタル城

世界遺産要塞都市のメインのお城。通常城主の居城として使われ、戦闘時には戦いの本陣として機能していた砦

コンタル城入り口

コンタル城内は観光に便利整い、見所をシステマチックに観覧できます。

土産物店、お手洗い等の施設も良く整備されていますが、カフェなど休息所はありません。

有料の施設になりますが、その価値は十分にあります。

・入場料:大人9€、子供、団体割引あり(2018年6月現在)
※シティーパス(観光案内所で入手可)がれば7€に割引
・会館時間:
4/1~9/30 10:00 – 18:30
10/1~3/31 9:30 – 17:00
・公式サイト
http://www.remparts-carcassonne.fr

観光所要時間:40分〜1時間30分

※所要時間は観光ルートによります。駆け足でザット観て40分ほど※絶景が素晴らしいお城の塀を往復1キロ程歩くと時間がかかります。

■コンタル城の見所

・歴史ビデオ鑑賞
2500年という長く複雑な、歴史を持つ要塞都市、お城のポイントとなる時代を約10分の歴史デオで解説。

・コンタル城内建物、展示博物館
城内の各所40箇所が番号とともに簡潔に説明たプレートがあり各場所の用途や仕掛けが説明されている、歴史展示博物館もこの城内に有る。

・塔、回廊(館内屋外幾つも有る)
幾つもある塔と回廊から、要塞都市内のサンナザール教会、五つ星ホテル、カルカソンヌ市街地、近隣の黒い山などが展望できる、写真の撮影に一押しのポイントが幾つも有り。

北の塔からの眺め

 

・お土産物店
コンタル城内のショップは本、グッズなど、品揃えが豊富で綺麗。又商品の保管状態(他の場所は意外と日焼け、砂埃が多い)も良しです。捜し物があればこちらでどうぞ。

※注意点:
有料施設でも観るだけの価値は有りですが、流石にフランスで2番めの観光地のメインのお城らしく、シーズンになると入り口には長蛇の列、騒々しい団体ツアーと重なる確率が低い朝方、午後遅めがじっくり観光するにはオススメ。

サン・ナゼール・バジリカ聖堂

南仏のステンドグラスで、 最も美しいとされる(12~14世紀制作)が有名なロマネスク建築とゴシック建築が混ざった独自スタイルの教会。


観光客がが多くても、シーンとした教会の中の空気は印象的。

午後の時間帯に行くと、管弦楽やコーラスのコンサートが催されている事もあり、遭遇すると心あらわれる演奏が聞けます。

世界遺産カルカソンヌ城観光所要時間等

・観光の目安時間
要塞都市内シテの見所、コンタル城、サンナザール教会、要塞都市内全体をサッと一通り観るなら2時間程。
更に休息や昼食、お土産物店巡りに買い物、をすればトータルで3時間以上は必要。

スポンサーリンク

カルカソンヌ市街地見所

ポン・ヴィユー(古い橋)

お城の全体が眺められる記念撮影の名所

日本語:古い橋、仏語:pont vieux

お城全景が展望できる、数少ないビューポイントで、橋の上はお城をバックに記念撮影をする名所。

昔はお城と城下町を繋ぐ、唯一の通り道りだった歴史ある橋。

この橋から カルカソンヌ城入り口ナルボンヌ門まで、橋から800m程。

歩けば遠かったお城に段々と近づいてくるのが、嬉しくなります。橋を渡るとミニ城下町を通過し、少しきつい坂を登るとカルカソンヌ城。

「時間と体力」が少々必要ですがオススメの散策コース。

カルノー広場(プラス・カルノー)

プラスカルノーの昼下がり

地元民に「プラス・カルノー」と呼ばれる街の中心市民の憩いの広場。カルカソンヌ駅から徒歩5分程の距離。火曜日と土曜日午前中にはマルシェが開かれは特に土曜日は地元の大勢の人で賑わいます。

カフェやビストロが軒を連ね、天気の良い日はテラス席の座り心地の良い椅子に座り、飲み物を片手に一息つけば、素敵な時間を過ごせます。

ミディ運河



カルカソンヌの二つ目のユネスコ世界遺産。駅に降り立つと眼の前にある運河。

1〜2時間のクルーズ観光が駅前乗り場から発着していて、水の上を緩やかに走るクルーズ船に乗り込めばユッタリ気分に。シーズンにはヨーロッパ中から来たクルーズ船が行き来し、そんな船を眺めているのは楽しいものです。

 

大西洋から地中海までの長〜い運河は17世紀に造られたこの運河のおかげでワイン、織物等の交易で街が栄えました。今でも残る当時の豪商の立派なお屋敷は、街の景観に華やかさを添えています。

カルカソンヌ名物グルメ

名物カスレ

カルカソンヌ観光といえば、お城の絶景と名物料理カスレを味わうのが定番。

カスレ(cassoulet)という土の鍋に。

ソーセージ、鴨肉等の肉類と白いんげんを深い土鍋で長時間煮込んだ物で料理名はこの器から名付けれれました。地域によって具材が違うこの地方の名物。

昔々カルカソンヌ周辺の有る村で、戦いに疲れた兵士に村人が特産の鍋にありったけの食材を入れ振る舞ったのが由来の名物。

疲れた体にしみるスタミナ料理です。殆どのカルカソンヌ中のレストランのメニューにありますが「ド〜ン」とボリュームが凄く、こってりしたお料理なので、大抵の日本人には量が多く、カスレを完食するには強靭な胃袋が必要。

ラングドック・ワイン

カルカソンヌ郊外のワイナリーとワイン畑秋風景

世界一のワインの生産高を誇るラングドック・ワインはカルカソンヌを含む広い地域が産地。ロゼが特に有名。カルカソンヌの街を歩けばワインのショツプがが多く、カルカソンヌ郊外に行けば、ぶどう畑が延々と広がり、ワイナリーが多くあります。

カルカソンヌ中世の歴史ロマン

カルカソンヌ中世の町並み

ガイドブックに乗っていない事ではありますが、歴史ある極めて特徴的な建物が多いカルカソンヌの街、石造りの建物は見所。

カルカソンヌの駅前のミディ運河周辺をはじめ、17世紀に運河の貿易で栄えた商家の邸宅が市内には多く残り、今でも保険会社の事務所や、銀行として実際で使われています。

市内にある、石造りの重厚な門、塀、石造りの建築物、教会は、多くが13世紀頃作られたもの、こちらは要塞都市の人口が飽和状態になった為、この市街地を造った当時のものです。

中世の歴史カタリ派

カルカソンヌ城の中を散策すると、。
「中世の騎士」「魔女風」「神秘十字」など中世がキーワードのモチーフやグッズを良く見かけます。

例えば、シテ内のお土産物店のチョコレート屋さんなどでも、騎士の人形がありますが、「なぜ?騎士がチョコレート屋さんにあるのかな??」と疑問に、思われるでしょう、それは中世の歴史がカルカソンヌ城と共に呼び物になっているからです。

シテ内記市博物館とお土産物店の売り物中世の魔法使いの衣装

カルカソンヌ周辺で、13世紀頃「カタリ派」というキリスト神秘主義が広く信仰されていました。

信者には支配者層、裕福な商人といった上流階級の人達から、庶民、真実を歌に込め歌い歩いていた吟遊詩人達、山里に隠れ住んで宗教的な生活を送る人達など色々な人々がいて、カルカソンヌの領主は彼らを養護していました。

所がこのカタリ派、ローマキリスト教会から異端者とされ、ターゲットにされてしまいます。

十字軍がローマから送られ、激しい抗争になり、最後はカタリ派の悲しい幕引きとなり、彼らは滅ぼされてしまいます。

そんな歴史があるこのカルカソンヌ周辺は「カタリ派の里」と呼ばれ、今でもカルカソンヌ城を訪れると、カタリ派関連、中世のモチーフを多く見かけるという訳なんです。

カタリ派の里、砦(キリスト神秘派)

カタリ派の人々が隠れ住んだ、カルカソンヌの一帯からスペイン国境にかけて、カタリ派の村、砦跡が多く点在しています。

カルカソンヌから日帰りで行けるカタリ派の村、砦も幾つかもあります。

観光名所として人気でカルカソンヌから近いのは、ラストゥール城(約5km)フランスの美しい小さな村として登録されている美しい村ミネルブ村(カルカソンヌ20km)

ミネルブ村

その他にも、彼らが十字軍と戦うために、険しい断崖絶壁などに建てた砦が、スペイン国境のピレネー山脈周辺にあり、絶景が素晴らしいです。

中には世界遺産立候補した、ペルペチューズ城、ケルビュス城があり、多くの人が訪れる人気の観光名所。

まとめ

「素晴らしかった!」「再訪したい!!」と多くの観光で訪れた方々に、嬉しいお言葉を頂きます。

カルカソンヌとその周辺は、有名な世界遺産の、他にも沢〜山の素晴らしい見所、ステキな楽しみがあります。この記事を通じて、何かお楽しみを発見して頂き、ご旅行のお役にたてたら嬉しく思います。どうか思い思いにカルカソンヌ観光をお楽しみ下さいませ。

スポンサーリンク
おすすめの記事