城塞都市 カルカソンヌの絶景·見所·注意点をガイドが徹底解説

カルカソンヌ はフランスでも人気の観光スポット

カルカソンヌはフランスでも人気の観光スポット。モン・サン・ミッシェルに次いで仏国内で2番目に多くの観光客が訪れていて、年間200万人もの観光客が訪問する世界遺産です。

そんなカルカソンヌ城塞都市の見所·名物を、地元観光ガイドの私ビジャがこちらの記事でご紹介させて頂きます。

城塞都市カルカソンヌとは

周囲3.5kmを取り囲む2重の城壁は、ヨーロッパ史上最強といわれる無敵の要塞。

ユネスコ世界遺産に1998年に登録された、古くはローマ時代2500年の歴史を持つ城塞都市です。

フランスとスペイン国境近くの戦略的に重要な場所に位置していたため、長い歴史の中で常に時の権力者達に、手に入れようと争われて来た多くの逸話が残る歴史的文化遺産。

カルカソンヌ シテと呼ばれる城塞都市

要塞都市のシテとは英語のシティ(街)由来で、元々は城壁で囲まれた内側の意味で、城塞都市の城壁も含めシテCitéとばれています。

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カルカソンヌ城塞都市見所TOP5

①要塞都市3·5kmの2重の城壁

一番の見所は「死ぬまでに観るべきカルカソンヌの城壁」と諺でいわれた、城塞都市の周囲3·5kmの2重の城壁。

一番古い年代では3世紀頃(日本では弥生時代頃)からの城壁の箇所が確認され、シテの古い歴史を物語っています。

大変長い城壁が、2重になっていて各場所によって年代が違ったり、印象的な眺めのカルカソンヌ市街地を見下ろせる絶景ポイントがあり、コンタル城に入場すると城壁の上を延々と歩くこともできます。

②コンタル城

シテ入り口門約300m程の所にあるコンタル城入口

カルカソンヌ城要塞都市のメインのお城。

要塞都市の本陣「コンタル城」は歴代の城主の居城でした。

戦闘の際には要塞として機能するように、12世紀の頃の最先端技術が集められ建造された建物。

戦いの時は要塞として機能するように建造されています。コンタル城の回廊からの絶景は素晴らしく撮影ポイントです。

コンタル城北側回廊からの展望

他にも歴史博物館のコーナーにはローマ時代の遺跡も展示されています。又コンタル城内のお土産物店は品揃えが多く、商品も見やすくオススメです

有料施設でで入場料9€ですが一見の価値あり。

観光の所要時間はコンタル城の建物だけなら急ぎ足で1時間弱

他にも敷地内の中庭の端にある入り口から、要塞都市城壁の上に登り散策できます。往復700m程の距離で時間にして15分位ですので、絶景を見下ろしながら散策してみては如何でしょう。

市街地を眺めながら城壁を兵士の気分で歩けます

コンタル城の観光基本情報はこちら⬇

 

コンタル城の見所まとめ
・歴史展示博物館がありマダムカルカス像本物も展示
・館内のお土産物ショップは品揃えが多くお勧め
・カルカソンヌ城外側の廻りを絶景を眺めながら散策できる
・城内からカルカソンヌ市街が眼下に見下ろせ、迫力絶景が眺められる

 

③サン·ナザール·バジリカ大聖堂


サン·ナザール·バジリカ大聖堂

ステンドグラスが精巧で南仏一の美しさと評判です。今でも信仰熱い人々に蝋燭の火を灯されたろうそくが並ぶ教会内には荘厳な空気が漂っています。

12世紀に完成したゴシック、ローマン2つの建築様式から建造された教会。

 

④マルクー広場

ナルボンヌ門から20m程の左の小さな路地横の広場。ビストロやレストランが数件あり食事をする観光客で賑っています。

⑤要塞都市カルカソンヌのライトアップ時間帯基本情報

折角カルカソンヌに来なら一泊してお城のライトアップを楽しむのも素敵です。

但しサマータイムが導入されているフランスでは夏と冬で夜間のライトアップの時間帯が大きく、各季節でも店頭の時間が異なります。

♦ライトアップ時間帯参考

夏季:PM10:00〜
冬季:PM17:00〜

夜ライトアップカルカソンヌのお城全景

♦サマータイムについて

フランスは現在の所サマータイムを導入しているため春夏秋冬各季節の日没の時間帯が大きく違います。サマータイムについての詳しい記事はこちら⬇

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要塞都市カルカソンヌ観光3つの注意点

①駅ー城塞都市の移動は要注意 タクシーは拾えない!

現地カルカソンヌ駅ー城塞都市間のアクセスが解りにくく、まごついていると時間のロスになってしまうので要注意。 特に電車利用で半日観光の時は帰りの電車に乗り遅れないよう、駅まで歩くか、バスの時間を調べてる必要があります。城塞都市ではタクシーは殆ど拾えません(駅前からは拾えます)

カルカソンヌ城塞都市への現地カルカソンヌ駅からのアクセス詳細記事はコチラ⬇

③強風注意!カルカソンヌ周辺では風速30mは普通

城はカルカソンヌが見晴らせる高台に位置している砦で、周囲を地中海、ピレネー山脈、ブラック・マウンテンに囲まれた盆地になっています。そのため強風が珍しくありませんで服装には注意が必要です。

③トイレ事情

要塞都市内には清潔なトイレが整備されていますが数は多くありません。ですのでレストラン、コンタル城内など有料の施設の済ませておく事をお勧めします。

④カフェと商店が無い

カフェが少ない·商店もない。シテ内にはカフェが少なく入口付近に一軒だけです。後はレストランやビストロなど「休憩にコーヒーを飲む」とう雰囲気のお店は殆ど見かけません。

オーダーは又商店コンビニ等は要塞都市内ありませんので何か必要なものがあるばあい市街地や駅で買い物を済ませましょう。

カルカソンヌ名物カスレを城塞都市内で味わう

カスレとは

カスレとは茶色い陶器の鍋に、具材の「白いんげん豆、肉類、野菜」をカスレ専用の陶器の鍋に入れ煮込みオーブンで焼いた、素朴な一品です。

名物料理カスレの詳しい記事はこちら⬇

要塞都市内レストラン

 

ランチのコースメニューは、シテ内のリーズナブルなレストランで食べる場合、前菜メインにデザート等2、3品でき15€〜 から、中級以上のレストランでランチ25€〜

ワイン、食後のコーヒー等の飲み物は通常別注文でコースメニューの料金に5〜10€程を加えた料金になります。

カスレを提供しているレストランは、カジュアルなところから高級店まで色々あります。

♦簡単な食事にはサンドイッチ屋さん

又こちらでは取り上げていませんが、簡単になにか食べたい時には、飲み物込みで10€以下で食べられるサンドイッチ屋さんなども、シテ入り口からコンタル城に行く途中300m程の間にあります。

カルカソンヌ城塞都市レストランの詳しい記事はこちら⬇

カルカソンヌ土産おすすめは?

ばら撒き土産と、思い出のお土産

カルカソンヌ城塞都市内で買えるお土産物ここではばら撒き土産と、記念お土産をご紹介します。

ばら撒き土産におすすめなのは、石鹸、チョコレート、カルカソンヌのお城と風景が美しい絵葉書や絵などが定番です。他に塩にハーブがブレンドされたハーブ塩も人気があります。

カルカソンヌ観光の記念品としておすすめなのはカルカソンヌといば、有名なのが12世紀頃の中世時代歴史秘話が有名で、それにちなんだ赤い十字架のモチーフの小物などが要塞都市のショーウインドウに飾られています。

ですので、お城のモチーフの小物、騎士や中世時代風に仕上げた飾り、置物などがシテ内を歩くとお土産物やさんのショーウインドウに飾られています。お気に入りがあったら手にとって見ては如何でしょう。

城塞都市内でお土産物の買い物にオススメなのは、コンタル城内のショップです。商品の管理良く、選びやすく、品揃えが豊富だからです。是非覗いてみてくださいませ。

カルカソンヌのお土産物についての詳しい記事はコチラ⬇

カルカソンヌ観光の所要時間は?

城塞都市観光の所要時間は

広い要塞都市を一通り見学するのであれば3時間〜4時間に休息食事の時間が欲しい所。

カルカソンヌに一泊すれば、要塞都市周辺の見所オート河古い橋、カルカソンヌ市街地、ミディ運河のクルーズなど多くの観光コースが楽しめます。

注意点としては、駅から要塞都市までの行き帰りの時間を考慮することです。

バスは1時間に1本所要時間10分程です。タクシーはシテでは拾えないので(殆ど)、バスをお勧めします。歩く場合2kmの距離を時間にして約30分程かけて歩くことになります。

 

石畳の城内中世の情緒

 

♦カルカソンヌ要塞都市観のポイント

半日観光の場合、あっという間に時間が過ぎてしまいます。ロスタイムを少なくするために下調べが重要です

・ポイントは駅→城→駅までのアクセスを効率よく移動するのが鍵
・城塞都市内を効率よく廻るには、メインの観光を決める事。
・シテ内は、広く、シーズンは観光客で混み合うことも考慮しておく

フランス カルカソンヌ 行き方は?

カルカソンヌは「南仏スペイン側に位置」しているため、スペインバルセロナから近くTGVならカルカソンヌ駅まで約2h30mと距離的に近く便利です。

フランス国内からの移動の場合、「飛行機と鉄道」の両方の利用で途中「モンペリエ、マルセイユ、トゥルーズ」いずれかの駅での乗り換えてカルカソンヌ現地駅への到着となります。

※パリから一日一便のみカルカソンヌ直通あり(但し8h程と移動時間が長い)

電車で一番便利なのはトゥルーズ経由です。電車の本数も多く(1時間に一本程度)比較的短時間(1時間程)でカルカソンヌ現地駅に到着です。

パリーカルカソンヌ行き方

パリーカルカソンヌ飛行機
オルリー空港から1h30mのフライトで「モンペリエ、マルセイユ、トゥルーズ」を経由し電車でカルカソンヌへの移動となります。

パリーカルカソンヌ鉄道
リヨン駅からTGVで「モンペリエ、マルセイユ、トゥルーズ」のへ行き、各駅で乗り換えカルカソンヌ現地駅へ

仏国内各鉄道駅からカルカソンヌ現地駅までの時間

マルセイユ駅(Saint Charles)ーカルカソンヌ:約3h15m
モンペリエ駅(Saint Roch)ーカルカソンヌ:約2h30m
トゥルーズ駅(Matabiau)ーカルカソンヌ:約1h

バルセロナーカルカソンヌ行き方

バルセロナ サンツ駅(Bercelona Sants)からTGVでカルカッソンヌ駅へ
所要時間:約2h30h
乗車料金2等:30€~60€

まとめ

いかがでしたでしょうか、要、ポイント、注意点を今回はお伝えいたしました。

観光でカルカソンヌ要塞都市へのご旅行を計画中の皆様にお役に立てればと、カルカソンヌの見所、名物、注意点と、写真を添えて城壁内シテ内の歴史的建造物、名物などをご紹介致しました。

観光にいらした際に、存分にお楽しみいただければ幸いです。

 

・カルカソンヌ観光ガイドのご案内

当ブログの管理人の私ビジャは城塞都市カルカソンヌの観光ガイドをしております。詳しくは下のリンク先にてご案内しております。ご質問ご予約もお気軽にどうぞ。

 

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