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ストはフランス国民の権利

フランスのストやデモの報道を観ると、その激しさに「革命か?」と思っていまます。

コレが意外と遠からずで

フランスではストライキ1789年のフランス革命以降、戦い獲得した民衆の権利と考えられています。

近年「僕も私も、ストライキ」という凄まじい状態になったのです。

フランス人がストを国民の権利として頻繁に起こすのは、数百年に渡る自由、平等、博愛の為に戦ってきた歴史が背景があるんです。

ストは1789年のフランス革命後、時代の体制に民衆が権利を主張する方法でした。歴史の中では「スト=権力者との闘争」でしたから、ストが取り締まられていた時期も長かったようです。

第二次世界大戦中はフランスでもストライキは全面的に禁じられ、再び終戦を迎えた1946年にストの権利がフランス国民に認められましたた。

そんな長い歴史と伝統があるストライキ、一旦火がつき盛り上がると、派手な大きな動きになってしまう事もあります。

フランス労働組合は革命家の血を受け継いだかのような性質で、攻撃的で押しが強く、経営陣側とは簡単に相容れない。そんな人達が、5月1日労働者の日であるメーデーに、パリの街を意気揚々と叫びながら、練り歩くデモ隊の姿がテレビのニュース番組報で決まって報道されます。

ストライキやデモを起こすフランス人の考え方、エネルギーは、フランス革命と同じ源泉のようでした。

観ていると権利を勝ち取る為とは言え、日本人の気質とは全く異なり、、「凄いな」と日本生まれの私は只思うだけなのでした。

フランス ストライキ が多い理由2018年の場合

2018年フランスの春の花が咲く3月末から、ストが始まり、フランス国鉄、航空会社に、その他、便乗したかのようなナショナルストと続く、10月の台風シーズンのようにストが吹き荒れるフランスです。

政治と経済等。色々な要因が、複雑に絡み合い、誰しもがココまで大事になるのは何故?と思う程の激しさですが、その理由を追ってみます。

マクロン政府フランス改革の正念場に、噴火した仏スト活動

2017年春、マクロンが大統領に選ばれ1年が経過しました

彼は歴代大統領の難門と云われてきた、公共部門の改革を推し進めている最中です。

その改革とは

フランス国鉄SNCFは、以前フランスの国営企業だった、一連の会社、、、電気会社、ガス会社、電話会社のように、民営化される可能性があります。

フランス国鉄経営基盤を、EUの規定に沿った基準にするためで、2023年から鉄道部門の改革を終わらせ競えるようにという所。

がこれが難問

状況はみな様御存知の通り、ゴジラ対モスラのような決戦に。

赤字電車赤い電車

改革しなければならない、フランス国鉄SNCFの赤字運営

社員の高待遇と会社の赤字経営の現実

・雇用保険、年金の厚遇。
・社員、家族の運賃の割引。
・毎年賃金が自動的に上がる。
・早期退職制度 例:運転手52歳定年

一年間赤字を、約4200億円(※1)生み続け、累積赤字が6兆円(※2)以上の、巨額の負債。
(※1:30億€※2:470億€、5月15日レート約130円計算)

そんなSNCFフランス国鉄に、まずは改革の手始めとして、、マクロン大統領の改革のメスが入った今。

 

日本でも現在のJRである国鉄が民営化されたのは1987年の事。

多額の赤字を抱えていたのが原因でした。

真っ向対決当図式は同じ

ですが、日本の状況とフランスの状況はユーロ加盟国である事、国の社会保障制度等が独自なので、図式は同じでも内容が同じとは言い切れません。

 

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エアーフランスは存続の危機?!

エアーフランスのストでパイロット、客室乗務員、地上勤務社員らが会社に賃上げを要求。

といえば良くあるストライキのようですが、、、 経営陣と組合との数度の交渉が決裂。


結果エアーフランス会長ジャナイヤック氏は、5月4日に辞任する事を発表。

エアーフランスは欧州でも大手です。KLMと合併しエアーフランスKLMとなって久しいのですが、

世界的に航空会社の運営が厳しい中、営業成績が振るわず収益が下向き、経営基礎体力が弱ったエアーフランス。
ココで、こじれた感のあるスト交渉が更に、エアフラの経営体力を消耗させている模様。

フランス政府も株を約15%所有していてます。状況について、テレビのニュース番組でフランス経済相が「エアーフランスの存続の可能性は5分5分」と、現状を語りました。

こちらも只事ではない様子。今後どうなるか目が離せません。

 

フランスのスト2018年まとめ

■メーデー2018パリ
5月1日パリでは200人近い逮捕者この日はは荒れた革命のよう。メーデーのフランス国鉄労働組合のデモ参加者は5万人と組合は発表。

始めは平和的に訴えかけていたデモ隊に、黒マスク黒装束の暴徒が加わり大暴れ。商店街のショーウインドウ破損、車に放火、あるマクドナルドの店舗も火をつけ燃やされた。

■エアーフランス大丈夫かぁ〜
賃上げ交渉の良くあるストライキのようですが、、、 経営陣と組合との数度の交渉が決裂。
「会社無くなるかもよぉ〜」と言う意をフランスの大臣も報道番組で語り、事態混迷中。

■2018年ストの火付け役SNCFは国の難問
フランス国鉄SNCFは多額の赤字を抱えている為、マクロン政府は問題解決に改革を進めたのですが、コレに国鉄労働組合は猛反発。結果、国境を超えた超絶ストに。

トップ写真:Adobephoto

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