フランスの新年の祝い方

フランスの新年の祝い方はソレゾレ

フランスの元旦は静かです。

前日までのクリスマスからのお祝いモードとは、うって変わった様子。

元日の深夜0時、新しい年が来るその瞬間。は、サッカーのワールドカップ優勝祝いのような、とにかくお祝いしたい!というエネルギーを爆発させるかのように人びとは、フランス各地で、歌い踊り、祝います。

南フランス片田舎住まいの私は、そんなパリ凱旋門通りのお祭り騒ぎ的な、セレブレーションには無縁ですが。

大晦日の夜と云えば、、、

普段より良いワインのボトルを開け、支度が簡単で豪華な食事を食べて、家でテレビのキャバレーショー(色々な歌、曲芸、サーカスの特番)ナンかをみて、深夜の年明けを待ち「古い年よ、さようなら、新しい年よ、こんにちは」と、気持ちの中で挨拶を済ませた後、床につきます。

私だけでなく、これが静かに暮らしたい派、田舎住まいをしている大部分の仏人達の、年の瀬の過ごし方でしょう。

時に、新年のカウントダウンパーティ招待状を、もらい出かけると、カウントダウンで、その場集まった人たちと、ハグとビズ(抱擁とキス)をして、シャンパンでお祝いをして、解散するものです。

フランスのお正月祝は、宗教的なクリスマスの行事とは打って変わります。

只々新しい年が開ける事を、その事だけを皆で祝う。そんな感覚です。

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フランスのお正月飾り

日本では12月には、豪華なクリスマスのイルミネーションが飾られますが、どんなに素晴らしくても25日までで、直ぐにお正月の和風の飾りにガラッと変わるもので、鉄の常識です。

クリスマスと少し変化をつけたニューイヤーの飾り1月の街のショーウインドー

が、フランスでは

クリスマスの飾りが、そのままお正月になっても同じで。まあある意味、無駄がなく、量力も少なく、エコですね。

そしてそれは、1月中旬まで飾られていることが殆どなんです。

私の家の近くの、観光地世界遺産のカフェの人に「何時クリスマス飾りをしまうのか?」聞いてみると「クリスマス飾りは1月15日までは飾っておく」との事でした。

でも実際、更に長く1月末とか、より長く飾られることもあり、驚かれるかもしれませんが、家庭のクリスマス飾りナンカは、3月まで飾られ、家の軒先に吊るされたサンタクロースを、春先に見掛けるかともあり、「おゃ?」と思ます、日本ではひな祭りの頃ですから、、、

南仏小さな村の家のクリスマスのリース飾り、こちらは元旦に撮影

街に買い物に出ると

クリスマスに続いて、街は賑やかで、市場に出かけても、ニューイヤーを祝うためのご馳走を買い求める人で一杯です。

食料品店の品揃えもこの日が一番多く、普段は置いていない高価な高級食材も、並べられていますが、コレが飛ぶように売れます。


食材店に、少し遅い時間出かけようものなら、品切れになることも多いものです。

私がいつも行く、魚屋さんに年末最終日の午後遅くいってみると、殆ど何もなく、
少しばかりの、エビとムール貝、後は高価で皆手が出ないような、高級魚が少し、残っている状態でした。

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フランス新年のご馳走

日本では、お正月と云えばお節料理。それを年越しから用意して、お正月数日間食べるものです。

フランスの新年のご馳走は「レベイヨン」と呼ばれる大晦日深夜から始まるディナー。

これは、フランス人が年に一度食べ物に大盤振る舞いする時です。

これが、一回勝負のディナーなので、アルコール分解機能の強い肝臓と、沢山食べられる丈夫な胃腸を持っていなと、ソンした気分になるものです。

そのレベイヨンという新年の晩餐の、はじまりは

カウントダウンして、年が明けるその瞬間に、シャンパンで祝杯を上げ「ワ~」「キャ〜」と祝った後、豪華フルコースディナーが始まります。

お決まりの料理は。


生牡蠣エビ、などの鮮魚

フォアグラ

カモの胸肉のロースト

スモークサーモンの盛り合わせ

デザートには
アイスロールケーキ

上等のチーズ

私の新年の晩餐体験

私も数回、この深夜の晩餐会、大晦日のレベイヨンに参加したことが有りますが、
フランス人が、上等のワインを持ち寄り、高級食材がズラッ〜と、テーブルに並びます。

カウントダウンのシャンパンを飲んだ後、深夜過ぎに皆席について、景気よく可也良いワインのボトルを開けて「コレは〇〇、コレはこの料理に合う、この生牡蠣は✕✕で、△△だから美味しい」「僕の食べた中で美味しかったのは。。」と3時間ほど話して食事を味わうのが、トラディッショナルなようです。

私の感想は。。お話は勉強にはなりましたが、面白いか、面白くないかと云えば、正直面白いとはいえず、お料理も美味しいのですが、一度にカナリの量と種類が出てきて、食べても苦しくなり、翌日まで消化に時間がかかり苦しかったな〜。というのが記憶にあり、誘われても、二の足を踏む所です。ね。

まとめ

フランスの新年の祝い方は「新しい年が、やって来る瞬間を祝う」もの。

日本のお正月のように、家族が久しぶりに集まったり、多くの行事が続くお祝いではない。フランス、多くの外国では、クリスマスが、日本のお正月の祝い方に近いです。

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