フランス人のバカンスは身の丈に地味
フランス人には、1週間のバカンスの間に
片道十時間も、飛行機に乗り込み、到着したら、毎日アチコチ忙しく観て廻り、
2日ごとに別の国に移動して、計3カ国の観光地を巡る。
みたいな、、、
旅をする人は、いないと思います。
日本のパッケージツアーのように、観光や買い物を、「限られた時間内に、目一杯楽しむ」ための観光旅行ですが、、
日本で働いていれば、お休みの日はそう長くは取れないので、仕方ないのですが、
写真:https://pixabay.com/
観光ガイドをしている私は、ツアーの、猛烈スケジュールをみると、、3分の1位の日程でもいいのでは、、と正直思ってしまいます、
この日本で一般的なパッケージツアー、沢山の所をグループで効率よく廻るスタイルは、アメリカから来たものなんです。
対照的なのはフランスや、ヨーロピアン型
フランス人なら、沢山の観光地を廻ったり、イロイロなイベントに参加するよりも「時間的な、ゆとり」を持った、バカンスを過ごすのが一般的。
そして解りやすくいうと、、豪華客船で、贅沢なご馳走、ブランド物をお土産にといった、旅に豪勢な非日常の夢を、求めたりしません。
散財しない、で、身の丈にあったバカンスを楽しみます。。
フランス人のバカンスはドウ地味?
そんな、フランス人のバカンスには、幾つかの、パターンがあります。
ビーチリゾートの、海辺で過ごす夏のバカンスは、フランス人のバカンスの代名詞ですが、
最もポピュラーなバカンスの過ごし方は、「家族、知人の家へ行って休暇を過ごす」です。
場所は、ハッキリ言って二の次のようで
バカンスで過ごすのに好条件(海、山)の場所であれば、、ラッキーという感じです。
バカンスの日は昼から、食前酒をゆっくりと楽しんで、おしゃべしながら、食事をしてデザートコーヒーまで、済ませる頃は、午後も遅めの時間になるそんな過ごし方です。
写真:https://pixabay.com/
人気のバカンス国と、その理由
繰り返しますが、、
フランス人のバカンスといえば、
有名なのは、夏のリビエラ的なバカンス
つまり、、夏の間中、海辺で、優雅な一時を過ごす、、というイメージが強いかも知れませんが、
フランスでは、冬の寒〜く暗〜い時期にだからこそ、バカンスに出かける人々も結構いるんです、
白夜の反対現象のような、夜の長〜い冬(フランスでは白夜というほどではありませんが、夜10時までは明るいです、なので冬は、明るい時間が、、短いんです)
空にも雲が立ち込め、、暗〜く、寒い冬
そんな季節、バカンスに「太陽の光を求めて」度合いが高くなり、
行き先は、スペインやポルトガルなどヨーロッパでも南の、冬でも太陽の力が強い国が人気なようで
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又は
海を渡り、亜熱帯の国々で暫く過ごすのも人気があるようです。
フランス語が通じる、ベトナムやインド南部のボンディチェリー
そして魅惑の国と云うことで人気なのはタイやバリ島など、
私が飛行機の中で隣り合わせた方々は、タイの島で一月程、バンガローを借り滞在するのだと、話していました。
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フランス人がバカンスに求める物はなにかといえば?
太陽の光と、ゆっ〜くり流れる非日常の時間、楽しく話す仲間なんだと
日本人の休暇の旅行といえば、数日の間にあちこち出向き、色々観て廻ります
フランスを訪れる日本人の場合、2日単位でアチコチに移動する方が多く
パリ、ニース、モナコ、と、、フランス人にとっても、高級休暇地帯です。
そうまるで、、打ち上げ花火のように、、
パーッと短い時間だなと、、、
派手で行き先も華やかな雰囲気のリゾート観光地だな、、
そんな風におもってしまいます。
日数、日にちに関しては、会社の休暇が、とりにくいという事情もあり、全てをフランス人と同等に比べることは出来ないのかもしれませんが。。
比べると
フランス人のバカンスは一般的に、緩やかに流れる小川のように、、地味です。。。
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