彼らの共通点は、何でしょう?
沢尻エリカ
セイン・カミュイブ・サンローラン(デザイナー)
ジダン(仏サッカー選手)
カミュ(作家)
実は
彼らのルーツをたどると、アルジェリアに行き着くのが、共通点。
ヒョウ、ヒョウとした強さと、美しさを合わせ持つ、沢尻エリカさん。
彼女のお母さんは、フランスのアルジェリア系移民です。
アルジェリアの女性は、強い眼差しと、キリッとした顔立ちに、どことなく愛嬌があり、魅力的だと思います。
アルジェリアの美女達
写真出典:http://blogs.c.yimg.jp/
タレントのセイン・カミュさんの叔父さんは何と!
あの有名な、アルベール・カミュだそうです。
フランスのノーベル賞作家にして、哲学者です。
流暢に日本語を話し、どことなく知的な、感じがある方だと思ってましたら。。。
スゴイですね。
今回の記事は、フランスのピエノワールと呼ばれる、フランス系アルジェリア移民達が、フランスの国では、どんなふうか?というお話です。
はじめての方へ
全5回「ピエノワール」のシリーズでは
私のフランス人相棒一家とママン、100年ほど前のお話です。
スペインの小さな村で一番の美少女に選ばれ14歳で初めの結婚をして、
一攫千金を夢見る夫と、アフリカ大陸に渡ったものの、最初の夫、2番目の夫との別離を経験し
残された3人の子供と必死で生きる中、奇跡的直感でアルジェリア独立戦争を回避し
アフリカ大陸から3人の幼子を連れ、南仏プロバンスに帰国したフランス人相棒一家。
その後も、厳しく貧しい生活を知恵と勇気で、生き抜いて、愛情一杯に3人の子供を育て上げた、ママンのストーリー。
アフリカ系欧州移民であるピエノワールを、彼ら相棒一家を通じて、物語ります
ピエ・ノワール①|欧州系移民とは?
ピエ・ノワール②|100年前の仏人女性のお話
ピエ・ノワール③|仏人相棒一家の旅路
ピエ・ノワール④|仏人相棒一家の旅路続編
ピエノワールとは
昔の日本の満州の関係に近い状態。
1930年〜62年、仏領だった、アルジェリアに、住んでいたヨーロッパ系の居住者の事で、
100万人程いた人々。アルジェリア独立戦争終結まで住んでいた。
少し、大げさなようですがピエノワールを知らないと、移民社会フランスの全体像をつかむ事はできないでしょう。
フランスは移民社会で、とても入り組んでいます。
フランスの近隣諸国をはじめ、他の世界中の地域の人々が
アフリカ、アラブ、ロシアにベトナムに中国などの国々から
移り住んで来た人々が、それぞれの国の、事情で移民としてフランスに住んでいるんです。
ヨーロッパ諸国とアフリカ大陸近いデス
フランスは、戦乱がなく、平和です。
国民総生産も、高く社会保障が行きとどいた豊かな国です。
過去の歴史的な事情が重なり、沢山の移民を受け入れています。
その事はヨク、知られていますが、逆パターンの
ピエノワールの人々の事は、あまり知られていないのではないでしょうか?
日本でいえば、昔の満州へ渡った人々のようなもので、
彼らは、アルジェリア独立戦争後、ヨーロッパ各地引き上げてきましたが、
元々欧州、出身であるにもかかわらず、社会的に、区別される事もあるそうです
欧州各地に散らばっている、彼らの結束は強いそうで、
私の身近なピエノワールの人々を思いだすと、黙って共にあるだけでも、何か深い繋がりが、アルかのような、
独特の雰囲気を持っていました。
彼らが、集まった時のご馳走は
アラブを代表する家庭料理クスクス
http://blog.livedoor.jp/asahijack-life/
我が仏人相棒ピエノワールの、その親類が集まった時は、アラブのご馳走、クスクス等が食卓に並び、食後はデザートにアラブ菓子で、一緒にミントティーを飲んで、話に花を、咲かせていたものでした。
はちみつ、ドライフルーツで甘味をつけたアラブ菓子
写真出典:http://blog.livedoor.jp/parismidori/
仏人王御所デザイナーも、哲学者も実はピエ・ノワール
最後に、ピエノワールの天才達を、ご紹介させて頂きます。
小説家、哲学者:アルベール・カミュ
44歳の時、史上2番目の若さで、ノーベル文学賞を受賞。代表作「異邦人」47歳の時事故で急死する。
日本のタレント、セイン・カミュは彼の甥にあたる。
デザイナー:イブ・サンローラン
クリスチャン・ディオールに、才能を見出された、フランスを代表するデザイナー「モードの帝王」と呼ばれた、
シンプル。上質の生地。長く着られる服が、彼のスタイルだった。
彼と親しかった、カトリーヌドヌーブが国際的な、公の席でいつも着ていたのはイブサンローランの服だった。
経済学者:ジャック・アタリ
ヨーロッパの知として知られ、大統領の知恵袋とも呼ばれる。
フランソワ・ミッテランの大統領補佐官を10年間務め、サルコジ政権下でも要職を務めた。
又思想家、作家としても有名で、オーケストラの指揮者も務めた事があるという、多彩な才能の持ち主。
ジャック・アタリ氏
写真出典:https://upload.wikimedia.org/
私の、ピエノワールの、天才達の印象は、
アルジェリアの、怖いくらいの広さの砂漠と、空の、広がりと、
厳しい、その環境の中で培われた
独特の鋭い、感覚を持ち。
精神的に強靭で、どんな環境でも、発揮できる圧倒的な才能を、持っている。
そんな、イメージがあります。
「ピエ・ノワール」は全5回の長編になりましたが、
最後までお読みいただき、大変ありがとうございました。
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