フランス人は毎晩何を食べるか?
日本人が毎晩家で、寿司、うなぎに天ぷら、すき焼きなどの、ご馳走を食べないように
フランス人も、凝ったフルコースディナーを、食べてる訳ではありません。
そして、皆さんも聞いた事があると思いますが
美食の国フランスと云われていても、フランス人の普段の食生活は質素なんです。
そんな彼ら、フランス国民の家庭定番の夕食は、何といっても
ポタージュスープ
日本のスープよりもかなり濃い「コテッとドロッ」とした、ポタージュをパンに浸して食べると、中々お腹に溜まります。
日本では、スープといえば、コース料理の始めに、食べる軽いアッサリした物、というイメージが強いかもしれませんが
フランスでは主役でポタージュスープを「ドーンとメインで」食べるんです。
仏人友人の家に遊びに行くと「大鍋一杯の作り置きスープ」を、よく見かけます。
彼らは、作り置きスープを、数日かけて食べ、そうするる事で、時間節約と家事労働の負担を軽〜くして、その分ユ〜ックリする時間を確保し
ているようです。
確かに
ヨーロッパの冬は、極端に日が短く寒くて、体を動かす事が億劫になるのでこの大鍋一杯スープ作りおき作戦はとっても良い方法では、と「怠け者の私」には思えます。
毎晩スープ?!
唯、一寸ビックリなのは、フランス人の中には
夕食は毎晩毎晩スープて、人もいるラシイ事です。
仏人とスープについての話を総合して研究?してみると、仏人が、スープを晩御飯に食べる頻度を組別に分けてみました。
⑴夕食は一生毎晩、スープ組
⑵夕食は寒い季節は毎晩スープ組
⑶夕食はかなりな割合でスープ組
そう、、
フランス国民、夕食スープ頻度は、私達日本人の想像を、絶する高さ!!
ポタージュスープが、彼らの晩の食卓に登場する割合はカナリ多いのでした。
実際、このワタシが⑴の
「一生毎晩スープを食べている」人の存在に気がついた時は、す〜ごくビックリしたものでした。
毎晩スープを食べてる、長生きおじいさんの話
私の話になりますが、、
東京暮らしが長く、デパ地下グルメだB級グルメと、街に
和食、中華、洋食はもとよりタイ料理、インディアンにアフリカン、無国籍料理と何でもありでした。
アリとアラゆる食べ物が、溢れている日本から来た、私には、毎日晩御飯のメニューがポタージュスープなんて!
カルチャーショックでした
当時私は
フランス中央山岳地の、かな〜り山深い、小さな村に住んでいました。
ルネという、80歳位のおじいさんが近くに住んでいたのですが、彼は80歳という年齢ながら、元気一杯で健脚な人でした。
ある秋の日、私のフランス人相棒とキノコ狩りに、山にキノコを拾い集めに行きました。
ルネおじいさんは、、
雨上がりの、ヌカるんだ山道を10Kg以上の湿ったキノコを持って、何km歩いても「ヘッチャラ」でしたが相棒の方がバテていました。
私は、彼の長寿と健康の秘訣は、果たしてナンだろう?」と思っていたのでした。
後日、相棒と
ルネおじいさんの、家の畑の前を通りかかると、そこには、「ポロネギ」と「ジャガイモ」の2種類の作物しかありませんでした。
しかも、大量に、、
私は
「ポロネギとジャガイモだけ作って売ってるの?」と、フランス人相棒に聞いてみると
答えは
「これは全部、ルネが毎晩食べるスープの材料で、売り物じゃないんだよ」
「フランスでは夜の食事は決まって毎晩スープとパンとチーズだという人も沢山いるんだ」と、言われ
ビックリしたんですね。
ですが、ルネおじいさんの、80歳を過ぎても、かなりお元気な様子からシンプルな、体に合った食事は健康に良いのダナとも、思いました。
さらに、相棒に
「洋食、中華、和食、、etcと、君みたいに、毎晩違う料理を作る人の方が珍しい」とも言われたのですが
確かに
「韓国人は韓国料理」
「インド人はインディアンカレー」
「イタリア人はイタリアン」
と
多くの国では、それぞれの国の伝統的な、食事を毎日家庭で献立として作り食べてるのでは?と、、「ハタ」と気がつき
日本の家庭のように、本当に色々食べ物を食べる国も珍しいのでは?と思いました。
ルネおじいさんのように、毎晩スープというのは、私には無理ですが、自分なりに、食生活をにシンプルにしてみようと、思ったりしたのでした。
フランス家庭料理の代表選手はどんなスープ?
フランス風超簡単ポタージュスープ作り方
作って食べれば気分はフランス人か?
材料:
ジャガイモ、長ネギ、カブ、ニンジンカリフラワーなど、好みのお野菜
私は、ネギとジャガイモや、ネギとカボチャだけのシンプルな、組み合わせが好きです。
作り方:
拍子抜けするほど、作り方は簡単適当
⑴野菜を適当に大きさに切る
⑵お好みの水の分量で、やわらく煮る(圧力鍋だと超簡単!)
⑶ハンドミキサーなどでジョーォとスムースなポタージュにする。
⑷味付けには塩、胡椒、スープストックで(クリーミーに仕上げる時は)牛乳や、クリームを加仕上げます。
程よい濃さで好みに仕上げるには
フランスのスープは、ピューレのように、ドロドロ。始めは水少なめで作り
後で、水を足してスープの、濃さを調整すると良いでしょう。
大変簡単なものですが、付け合せに
美味しいパンとチーズがあれば、素敵な晩御飯のテーブルが完成!!!
消化がよくて、体が温まり、用意も後始末も簡単なスープ。は全て楽チン
寒い時期の夜は、食事は軽めで、ゆっくりと自分の時間を、過ごすのがフランス流
実は、これが
フランス人の健康の秘訣なのでは?と私は、思っているのです。
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