久しぶりに
この南仏の村にある17世紀の、僧院に行ってみました。
そして、
家の宿に、この夏いらした、或るお客様との、楽しいエピソードを、懐かしく想い出していました。
それは、
イタリア人のセニョール、テラッチーイ二氏とのエピソードで、氏は夏のバカンスの始まりに7日間滞在されたのです。
始めて連絡が届いたのは、春の終わりでセニョールから送られて来た、キチンとした印象の、宿の予約のメールから、
「ビジネスマンの、夏のバカンスの予約だと」思いましたが、にしても「お一人とは、珍しい」とも思っていました。
夏の、バカンスのシーズンに
ある日、ガッチリした体格の、よく日に焼けた、セニョールが家にやって来ました。
写真:https://jooy.jp/
ロマンスグレーの髪を、キチッと整え、黒ぶちの四角のメガネに、白シャツの襟がアイロンでピンとした装いの氏は、
私の予想したとうり、ビジネスマンのようでした。
ただ少し、、、
謎めいたところが、ある方でした。バカンスなのに、お一人の滞在だったのと
毎日朝早くから、どこかへ出掛けられ、夜 遅くまでお留守のようで、
「バカンスというより、お仕事をされてるみたい」と、思っていました。
それから、
夜になると、セニョールのお部屋から、決まって、耳に心地よい音楽が、聞こえてきました。
「さすがイタリア紳士、素敵に時を楽しんでいらっしゃる」と思いましたが、
でも、なんか、やっぱり「チョット不思議ダ」と、私は思っていました。
ある夜
セニョールが、お部屋にいらしたので、
「この村での滞在はどうですか?」と、部屋の外から伺って みると、、、
「どうぞ」と氏は、部屋の扉を開けて、中に入れてくださいました。
そしてナント!
真っ先に私の目に入った物は
写真:https://ja.aliexpress.com/
「カワイイ電気オルガン!」
鍵盤がシート状になっていて、クルクル巻いて持ち運びできる、携帯オルガンで、旅に便利そうでした。
私は、初めてみましたが、「日本製」だということでした。
毎晩、聞こえてきた音楽は、
セニョールが、このオルガンを演奏していたからなんです。
お話を伺ってみると、
セニョールは、こちらのサマールクールを、ネットで見つけ、受講するために、イタリアからやって来て、
家の宿に滞在し、
毎朝早くからの、僧院での、コーラスのセミナーに通われ、
夜はお部屋で、宮沢賢治の、セロ弾きのゴーシュのお話のように、
夜な夜な、一人オルガンを弾き、コーラスの、練習されていたのでした。
ナントも、素敵なバカンスの過ごし方です。
セニョールの素敵な持ち物もう一つ
それは
「エスプレッソマシーン」でした。
パーペーフィルターなしで、エスプレッソコーヒができるもので、
こちらも、旅に便利そうで、私も欲しくなりました。
さすが、エスプレッソの本場、イタリア人です。
セニョールは、コーヒー豆もお気に入りを持参されていて、こだわりを感じました。
コーラス隊
に、話を戻しますが、
是非セニョールの僧院での、コーラス授業風景を「見てみたい」と、別の日にお邪魔してみる事にしました。
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