新年のお菓子
年末から新年にかけ、、、、、
フランスでは、街角のお菓子屋さんの、ショーウンドーには、色んな模様のアーモンドクリーム入りのお菓子が並び、とっても華やか。
日本でも最近、「ガレット・デ・ロワが」ポピュラーになったようで
この「一月のお楽しみ」のお菓子アーモンドタルトを囲んで、お茶の時間や、食後のデザートに、みなさんこのタルト囲んで、楽しい一時を、過されることも多くなったようですね。
ガレット・デ・ロワの種類
ガレット・デ・ロワの種類で、、、最もポピュラーなのは?
アーモンドクリームをパイ生地で包んだパリスタイルと言われるのタルトです。
他にもブリオッシュで作られた、菓子パン風のものや、ドライフルーツ入り、リキュールで風味づけをしたものなど、地域によっても特色があるお菓子で。
タルトの模様にも意味があり、中々奥深いようです。
写真出典:https://pixabay.com/
フェーヴとは?
「ガレット・デ・ロワ」のお菓子の中に一つだけ入っている小さなお人形のことで「い・わ・ゆ・る・当たり」の事です。
切り分けたパイに、その小さなお人形が入っていた人は、一年間幸運が訪れるといわれて、ケーキを食べているその座では、金色の王冠をかぶり、一番偉い、王様になれるという事です。
実は私も、以前フェーブの入った当たりパイを食べ、金色の王冠をこの手にしたことがありマス!!
でも、、、、、王様(女王様ですね)でいられるという事が、
「?』ヨクわからず、、、
「王冠を頭にかぶり、お茶を飲みパイを食べたダケ」に終わてしまいました。
後で色々なことを見聞きして「モっと何か凄いことをすればよかったな〜」と思ったものですが、後の祭りでした。
少し残念に思ったものです。
私が王様になった時のフェーブです!!
ガレット・デ・ロワの歴史
サテサテ、こうして、今私たちが何気なく楽しんでいる「ガレット・デ・ロワ」の起源は、、、、古く
古代ローマの農耕のお祭りだったそうで、祝い事の、くじに当たると、奴隷でも平民でも1日王様になれたのだそうです。
フェーブ(小さな可愛い人形達)
フェーブは「そら豆」というフランス語です。
この「そら豆は」ヨーロッパでは、古代から命の象徴とされていました、なので子孫繁栄の願いを込めるため。
そして「フェーブ(そら豆)」は、結婚や、農耕の祭りの時、よく食べられていたそうです。
「ガレット・デ・ロワ」のお菓子には元々、この命の象徴である、そら豆が「当たり」として入れられていました。
18世紀頃から、小さな陶器の人形が、入れられるようになりそして、そら豆の名残で、焼き菓子の中に人形を入れるようになっても「フェーブ」と呼ぶのだそうです。
ガレット・デ・ロワを食べる理由
ガレット・デ・ロワをこの時期食べるその訳は、、、、
写真出典:esta-registration.fr
キリストの生誕を祝う意味があるからです。
クリスマスとして「12月25日」のキリストの誕生日は、よく知られていますが、、、、
昔々、、2000年前の事。
キリストが生まれた事は「神が現れた現象」とされた、その事は知れ渡り、人々にとって祝い事だったそうです
当時賢者である3人の王様もキリストのもとを訪れ、贈り物をして祝った、のが1月6日だったという言い伝えがあり、この日を「公現祭」として祝うようになったのだそうです。
「ガレット・デ・ロワ」は、その1月6日のお祝いのお菓子で、ヨーロッパでは公現祭の時期に、食べられるようになったそうです。
フランス語で、ガレットとは、丸い焼き菓子の事。そしてロワとは王様です。
ここでいう「ロワ」王様は、キリストのもとへ、祝いに訪れた3人の王様の事なんです。
日本でも広がった、年明けの、一月にみんなで集まり自分のアーモンド、タルトに、自分も王様になれる、あたりフェーブが入ってないか、というお楽しみのある、この国民的イベントは
2000年前のキリストの生誕を祝う所から始まり、長い歴史の中でローマの祝祭などが、取り込まれて現在のような形になったのです。
写真出典:http://www.cdiscount.com/
とっても可愛いフェーブ達
「公現祭」時期、つまり正式に「ガレット・デ・ロワ」を食べる時期
キリストが馬小屋で生まれてから、3人の王様が、キリストに謁見するまでの、12月25日〜1月6日までの2週間が元々「公現祭」の祝祭の期間とされていたようです。
このお祝いとして「ガレット・デ・ロワ」を食べるのが、慣例となったのですが、
現在では、
国や地域により、祝いの期日が1月の始まりの1週間だったり、1月6日の1日だけだったりと、違いがあります。
フランスでは公現祭は1月6日新年の、最初の日曜日と決めれれていてこの日が正式に「ガレット・デ・ロワ」のお祝いになるんです。
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トップ写真出典:blog.diana-hr.com